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やがて君になる 佐伯沙弥香について 02  著:人間人間

ライトノベル
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もう人を好きになるなんてやめてしまおう。

中学時代に経験した手痛い失恋から、そう心に決めていた沙弥香。

しかし高校の入学式で初めて七海燈子の姿を見たその瞬間から、どうしようもなく燈子に惹かれていく。

同じクラスになり、一緒に生徒会にも所属し、やがて親友と呼べる仲にもなった。

隣を歩み続ける中で、燈子の強さも弱さも知った。

燈子のすべてを見て、一層好きになっていく。

でも、だからこそ。

沙弥香はどうしても「好き」を伝えられない。

待ちすぎて、恐れすぎて、一歩踏み出すことができなかった沙弥香の迷い、後悔、喪失。

人を好きになるということを知ったのは、『彼女』と出会ってからだった。


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